クレープよりも甘い時間
あぁ、恥ずかしい。
顔に熱が集中して、
どんどん紅くなっていくのが分かる。
それにしても、苦しい。息苦しい。
ぷはっ、と布団から顔を出すと、
少し驚いた顔をした彼が
ベッド脇に立っていた。
「大丈夫っ!?顔、真っ赤だけど!」
くはは!と大きな口を開けて笑う。
「なんか楽しそうだから俺も〜」
そう言いながら、もそもそと、
さっきの私のように潜り込んできた。
ふんわり抱き締めてきたかと思えば、
少し腕の力を強め、首筋に顔を埋めると
大きく深呼吸をした。
「ん〜…はあ〜」
顔を離すと、目は閉じたまま、