#ほしの蒸し鶏

#星野源ください

クレープよりも甘い時間


あぁ、恥ずかしい。
顔に熱が集中して、

どんどん紅くなっていくのが分かる。


それにしても、苦しい。息苦しい。

 

ぷはっ、と布団から顔を出すと、

少し驚いた顔をした彼が

ベッド脇に立っていた。

 

「大丈夫っ!?顔、真っ赤だけど!」

 

くはは!と大きな口を開けて笑う。

 

「なんか楽しそうだから俺も〜」

 

そう言いながら、もそもそと、
さっきの私のように潜り込んできた。

 

ふんわり抱き締めてきたかと思えば、

少し腕の力を強め、首筋に顔を埋めると

大きく深呼吸をした。

 

「ん〜…はあ〜」

 

顔を離すと、目は閉じたまま、

 

 

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